
こんにちは、マルの日常です
今回は、VYM構成比率【第29位】ユナイテッド・パーセル・サービスについて銘柄分析を行っていきます。世界最大の貨物運送会社であり、VYM構成比率は、1.08%です。
今回は、「初めまして~」の企業ですが、本日も宜しくお願いします。
ユナイテッド・パーセル・サービスってどんな会社?

ユナイテッド・パーセル・サービス(通称:UPS)は、米国ジョージア州に本社をおく世界有数の貨物運送会社だよ。
マル先輩、事業内容を教えて~

UPSは、世界200以上の国と地域で、1日1400万個以上の荷物を運送しているんだよ。日本のクロネコヤマト的な存在だね。
運送方法としてトラック、飛行機、船舶、鉄道を活用しているけど、とくに凄いのは航空部門なんだ。
なんと、自社の航空会社(UPSエアラインズ)を運営しているんだよ。

UPSは、誰が創業したの?
今までの歴史を教えてよ。

UPSは、1907年にジェームズ・E・ケイシーという人物が創業したんだよ。
運送会社として着々と事業を拡大し、1988年に自社の航空会社を立ち上げ、現在では、世界3大貨物航空会社の一つに数えられる凄い会社になったんだ。
企業情報(2020年12月期)
- 企業名:ユナイテッド・パーセル・サービス(通称:UPS)
- 設立日:1907年
- 創業者:ジェームズ・E・ケイシー
- 売上高:846.3億ドル(約8兆7,168億円)
- 営業利益:70.24億ドル(約7,234億円)
- 従業員数:54,3000人
日本の会社と比べてみた(日本通運)
世界有数の貨物運送会社であるユナイテッド・パーセル・サービス(通称:UPS)と、日本のトップ企業を8つの項目(1ドル103円換算)で比べてみました(UPSは2020年12月期、日本通運は2021年3月期決算比較)。

今回比べるのは、日本トップの運送会社である「日本通運」だよ。


比べてみたけど、UPSの圧勝だね。
従業員数が50万人越えだったのは、本当に驚いたよ。
UPSは、売上が8兆円程度あり、時価総額は驚異の18兆円をこえています。更に、従業員数は50万人を超えており、世界中で大きな雇用を生み出していることも評価できます。
コロナ期においても、宅配需要の増加やコロナワクチン輸送などで業績は右肩上がりの企業です。

「日本通運」も素晴らしい会社なんだよ
日本通運は、日本最大の運送会社であり、売上高は2兆円を越えています。
事業内容としては、国内輸送、国際輸送、専門輸送を行っています。特に専門輸送とは、オフィスの移転、国宝級の美術品輸送、重量品の輸送・架設・建設、現金輸送などを行います。これによって「日通に運べないものはない」といわしめているのです。
今後は、創立100年(2037年)にむけて、海外事業に力をいれていきます。すなわち、UPSへの挑戦ともいえますが、是非頑張ってほしいですね。
株価・配当推移
①銘柄情報


ユナイテッド・パーセル・サービス(通称:UPS)は、S&P500の指数に選ばれている優秀銘柄だよ。
- S&P500指数とは、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している株価のなかから代表的な500銘柄の時価総額を加重平均したアメリカを代表する指数です。
②株価推移


USPの直近5年の株価推移だよ
コロナショックで90$まで下がりました。その後は、宅配需要の拡大とワクチン輸送業務で業績は明るく、2020年8月には株価は急激に上昇し、2021年4月においても最高値を更新(1年で約2倍)しています。
③配当推移


配当は年4回(2月、5月、8月、11月)。
連続増配は12年達成しているよ。
2020年の1株あたりの配当金は4.04$という結果でした。年間0.2$程度の増配を継続しており、12年連続増配を達成しています。本来の配当利回りは4%前後を推移していましたが、直近の株価上昇により2%までさがっています。
まとめ(最新の配達方法が半端ねぇ~)
皆様、ユナイテッド・パーセル・サービス(通称:UPS)の魅力はわかっていただけたでしょうか?
私は、今後も私たちの生活に密接に関係してくる運送会社であり、日本トップの日本通運を圧倒しているUPSは本当に素晴らしい企業だと考えます。
何より、アメリカの有名な指数(S&P500)に選ばれている企業が「VYM」の構成銘柄第29位として組み込まれていることに安心感をもてました。
やはり、「VYM」は素晴らしい!!

最後に、UPSを更に「好きになってもらえるエピソード」を紹介するよ。
今回は「最新の配達方法が半端ねぇ~」だよ。
UPSは、2019年に全く新しい配達方法を開始しました。その名も「ドローン配達!!」。そうです、あのドローンを使って配達を行っているのです。
更に2020年には、時速240キロで120キロを飛行できるドローンを開発中と発表しています。人件費の面を考えても、将来的にはこのドローン配達が主流になるかもしれませんね。
どこまでも進化しつづける「ユナイテッド・パーセル・サービス」は本当に素晴らしい企業です。

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