
こんにちは、マルです。
このブログでは、日本でも大人気の米国高配当ETF「VYM」の構成銘柄について詳しく紹介していくよ。
今回はVYM構成銘柄デューク・エナジーについて紹介します。
デューク・エナジーは、米国有数の電力会社です。
それでは本日も宜しくお願いします。
本業+副業でサイドFIREを目指す30代会社員(飲食業)。
オリラジ中田のあっちゃん、リベ大の両学長、ヒトデさんの影響をうけ投資とブログを開始。
米国高配当株ETF「VYM」特化ブログを運営中。
- 2020年10月から投資開始(積立NISA、米国ETF)
- 2020年12月にブログ開設
- 2021年1月からブログ本格運用
- 2021年2月にグーグルアドセンス合格
デューク・エナジーの事業内容

デューク・エナジーは、米国ノースカロライナに本社を置く米国有数の電力会社なんだって。
マル先輩、デューク・エナジーの仕事内容を分かりやすく教えてよ~。

デューク・エナジーは、電力事業とガス事業の2つをてがけているんだ。
- 電力事業では、火力発電(6割)と原子力発電(3割)にて電力を発電し、顧客に提供している。
- 天然ガス事業は、天然ガスの採取・貯蔵・輸送を実施。
全体事業の9割が電力事業となっており、米国最大の電力会社なんだ。

デューク・エナジーはだれが創業したの?
今までの歴史を教えてよ。

デューク・エナジーは、1904年にジェームス・ブキャナン・デュークによって設立されたんだ。
当初は水力発電事業で起業したんだけど、買収をくりかえし事業を拡大していったんだ。
- 2012年:プログレス・エナジーを買収し、米国最大の電力会社となった。
- 2016年:ピードモント・ナチュラルガスを買収し、天然ガス事業を取得。
- 2020年:ネクステラ・エナジー(再生可能エネルギー)から買収を提案されたが、これを拒否。
- 企業名:デューク・エナジー
- 設立日:1904年
- 創業者:ジェームス・プキャナン・デューク
- 売上高:238.6億ドル(約2兆4,575億円)
- 営業利益:45.5億ドル(約4,686億円)
- 従業員数:27,535人
日本の会社と比べてみた(東京電力ホールディングス)
米国有数の電力会社と、日本のトップ企業を8つの項目(1ドル103円換算)で比べてみました(2020年決算比較)。

今回比べる企業は、国内電力最大手の「東京電力ホールディングス」だよ


比べてみたけど、デューク・エナジーの優勢だね
デューク・エナジーは、売上高は2兆4千億円と東京電力ホールディングスに負けていますが、時価総額は8兆円を越えており世間の評価は非常に高い企業です。
また、営業利益は4,500億円をこえており、営業利益率は約20%と安定しています。日本のTOPの利益率が5%未満と考えれば、デューク・エナジーは非常に優秀な利益率と言えます。
配当利回りは3%後半と高く、連続増配も15年連続増配を達成しており信頼できます。
2012年に同業のプログレス・エナジーを買収し、米国最大の電力会社に成長しました。
2020年、再生可能エネルギーの電力会社である「ネクステラ・エナジー」に買収を打診されましたが、デューク・エナジーはこの買収を拒否しています。

日本最大の電力会社「東京電力ホールディングス」は非常に厳しい状況です
東京電力ホールディングスは売上高が6兆円弱をこえており、日本最大の電力会社です。
しかし、2011年の東日本大震災の福島第一原発賠償問題により、政府管理下になっています。また、配当も事故以降は無配当となっています。
株価は291円と安くなっていますが、福島原発の賠償問題と廃炉問題が解決するまでは、配当の復活と株価上昇は非常に難しい状況と考えます。
デューク・エナジーの株価・配当・配当利回り
①銘柄情報


デューク・エナジーは、S&P500に選ばれている優秀銘柄です。
- S&P500指数とは、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している株価のなかから代表的な500銘柄の時価総額を加重平均したアメリカを代表する指数です。
②株価推移


デューク・エナジーの直近の株価推移を確認したよ。
コロナの影響で68$までさがりましたが、現在では最高値を更新しています。
③配当金推移


配当は年4回(3月、6月、9月、12月)あるよ。
2020年の1株あたりの配当金は3.82$という結果でした。
配当利回りは3%後半と高配当銘柄です。
また、連続増配は15年継続していますが、配当性向も70%前後を推移しており高くなっているのが懸念事項となっています。
④配当利回り推移


直近10年の配当利回り推移だよ。
2020年の配当利回りは4.17%という結果でした。
現在は、株価上昇に伴い配当利回りは下がっていますが、本来の配当利回りは4%前後を推移しています。
まとめ(最初の電力は6600キロワット)
皆様、デューク・エナジーの魅力はわかっていただけたでしょうか?
私は、今後も私たちの生活に密接に関係してくる電力会社であるデューク・エナジーは、本当に素晴らしい企業だと考えます。
何より、アメリカの有名な指数(S&P500)に選ばれている企業が「VYM」の構成銘柄第45位として組み込まれていることに安心感をもてました。
やはり、「VYM」は素晴らしい!!

それでは最後に、デューク・エナジーを更に「好きになってもらえるエピソード」を紹介するよ。
今回は「最初の電力は6600キロワット」だよ。
1904年、米国カロライナ州を流れるカトーバ川でダム建設が決まりました。
実業家のジェームス・ブキャナン・デュークは、水力発電のシステムを開発し、ダム建設に伴い運用を開始したのです。
その際に得られたエネルギーは『6600ワット』だったのです。これは、かろうじて米国の7世帯に供給できる量だったのです。
この6600キロワットから、現在のデューク・エナジーという巨大企業が誕生したのです。

最後までみてくれてありがとう!!
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