
こんにちは、マルです。
このブログでは、日本でも大人気の米国高配当ETF「VYM」の構成銘柄について詳しく紹介していくよ。
今回はVYM構成比率【第44位】チャブについて紹介します。
チャブは、世界有数の損害保険会社であり、VYM構成比率は0.62%です。
それでは本日も宜しくお願いします。
本業+副業でサイドFIREを目指す30代会社員(飲食業)。
オリラジ中田のあっちゃん、リベ大の両学長、ヒトデさんの影響をうけ投資とブログを開始。
米国高配当株ETF「VYM」特化ブログを運営中。
- 2020年10月から投資開始(積立NISA、米国ETF)
- 2020年12月にブログ開設
- 2021年1月からブログ本格運用
- 2021年2月にグーグルアドセンス合格
チャブの事業内容

チャブは、米国ニューヨーク州に本社を置く世界有数の損害保険会社なんだって。
マル先輩、チャブの仕事内容を分かりやすく教えてよ~。

チャブは、世界54の国と地域で損害保険事業を展開しているんだ。
提供している保険は5種類あるよ。
- 火災保険
- 賠償責任保険
- 傷害保険
- 自動車保険
- 旅行保険

チャブはだれが創業したの?
今までの歴史を教えてよ。

チャブは、1882年にトーマス・コールドコット・チャブによって設立されたんだ。
2016年に同業のエース・リミテッドと合併したんだ。
創立130年以上の歴史ある会社で、日本法人(チャブ損害保険)も2020年で100周年を迎えているよ。
- 企業名:チャブ
- 設立日:1882年
- 創業者:トーマス・コールドコット・チャブ
- 売上高:359.9億ドル(約3兆7,069億円)
- 営業利益:35.3億ドル(約3,635億円)
- 従業員数:31,000人
日本の会社と比べてみた(東京海上日動火災保険)
世界有数の損害保険会社と、日本のトップ企業を8つの項目(1ドル103円換算)で比べてみました(2020年決算比較)。

今回比べる企業は、国内損害保険最大手の「東京海上日動火災保険」だよ


比べてみたけど、チャブの優勢だね
チャブは、売上高は3兆7千億円と東京海上ホールディングスに負けていますが、時価総額は8兆円を越えており世間の評価は非常に高い企業です。
また、営業利益も4千億円弱あり、営業利益率は約10%と安定しています。
配当利回りは1%後半と高くありませんが、連続増配が27年連続増配を達成しており信頼できます。

東京海上ホールディングスも凄い会社なんだよ
東京ホールディングスは売上高が5兆円をこえており、時価総額も3兆円をこえる日本最大の損害保険企業です。また、配当利回りは4%をこえており高配当銘柄でもあります。
東京ホールディングスは、1879年創業の日本初の損害保険会社であり、当初の株主には渋沢栄一や岩崎弥太郎など一流の著名人がいました。
当初は海上保険を取り扱っていましたが、戦後は火災保険や企業保険、自賠責保険、地震保険などサービスを拡大しています。
チャブの株価・配当・配当利回り
①銘柄情報


チャブは、S&P500に選ばれている優秀銘柄です。
- S&P500指数とは、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している株価のなかから代表的な500銘柄の時価総額を加重平均したアメリカを代表する指数です。
②株価推移


チャブの直近の株価推移を確認したよ。
コロナの影響で94$までさがりましたが、現在では最高値を更新しています。
③配当金推移


配当は年4回(1月、4月、7月、10月)あるよ。
2020年の1株あたりの配当金は3.16$という結果でした。
配当利回りは1%後半ですが、連続増配は27年継続しており、残り3期達成で配当貴族銘柄になります。配当性向も30%前後を推移しているため、十分達成できると考えます。
④配当利回り推移


直近10年の配当利回り推移だよ。
2020年の配当利回りは2.05%という結果でした。
現在は、株価上昇に伴い配当利回りは下がっていますが、本来の配当利回りは2%前後を推移しています。
まとめ(損害保険は海から始まった)
皆様、チャブの魅力はわかっていただけたでしょうか?
私は、今後も私たちの生活に密接に関係してくる損害保険会社であるチャブは、本当に素晴らしい企業だと考えます。
何より、アメリカの有名な指数(S&P500)に選ばれている企業が「VYM」の構成銘柄第44位として組み込まれていることに安心感をもてました。
やはり、「VYM」は素晴らしい!!

それでは最後に、チャブを更に「好きになってもらえるエピソード」を紹介するよ。
今回は「損害保険は海から始まった」だよ。
古代ギリシャ時代の海上輸送は、嵐や海賊など予期せぬ危険に遭遇するリスクがありました。
被害にあった場合、船と船員をまもるために積荷を渡したり海にすてたりしており、その被害は荷主と船主で負担していました。これが保険の考え方の始まりです。
その後14世紀になると航海が失敗した場合は、金融業者が積荷の代金を支払い、航海が成功した場合は金融業者に手数料をはらうという仕組みがイタリアで考えられ、海上保険に発展したのです。
その後保険は海から陸にあがり、火災保険が誕生し様々な保険に派生していったのです。
母なる海からはじまった損害保険ですが、現在では「チャブ」を筆頭に多くの損害保険会社が誕生し、私たちの様々なリスクに備えてくれているのです。

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