
こんにちはマルです
今回は、VYM構成比率【第33位】キャタピラーについて銘柄分析を行っていきます。世界最大の製造企業であり、VYM構成比率は、0.88%です。
企業名を聞いたとき、「えっ?芋虫( ̄▽ ̄;)?」と思ってしまいましたが、日本でも結構有名な会社だと思います。
それでは、本日も宜しくお願いします。
キャタピラーってどんな会社?

キャタピラーは米国イリイノ州に本拠地を置く世界最大の建設機器とエンジン開発の企業なんだ。
マル先輩仕事内容をわかりやすく教えて~

キャタピラーの事業内容は大きくわけて2つあるんだ。
- ショベルカー、ブルドーザー、ダンプカーなどの建設や鉱山などで幅広く使われる機械の製造を行っているよ。
- ディーゼルエンジンの開発・生産・販売を行っているよ。ディーゼルエンジンって何って話んなだけど、下にまとめといたから確認してね。
特に、建設機器の分野で世界シェアが不動の1位の為「建設機械の巨人」とよばれているんだ。
ディーゼルエンジンとは、簡単に言うとガソリンスタンドの「軽油」を燃料に動くエンジンのことです。このエンジンを搭載した車を「ディーゼル車」と呼ばれています。
ディーゼル車は軽油の為、維持費は安く済むメリットもありますが、環境に悪い有害物質をガソリン車よりも多くだすデメリットもありました。しかし、近年ではその排出をおさせたエンジン「クリーンディーゼル」も開発されています。

すごい企業なんだね。
キャタピラーはいつ創業したの?
今までの歴史を教えてよ。

1925年にホルト・マニュファクチャリング社とC・L・ベスト・ガス・トラクション社が合併しキャタピラー・トラクター社が設立されたのが始まりなんだ。
ショベルカー、トラクター、ブルドーザーなど建設業界に必要不可欠な機械を開発し事業を拡大し、1950年代には現在の地位を確立したんだ。
あのベルリンの壁の建設や崩壊にもキャタピラーの重機が使われたんだ。
日本にも1963年に参入し、キャタピラージャパンが子会社として神奈川県に本社を構えているよ。
- 企業名:キャタピラー
- 設立日:1925年
- CEO:ジム・アンプルビー
- 売上高:417.48億ドル(約4兆3,000億円)
- 営業利益:45.53億ドル(約4,689億円)
- 従業員数:97,300人
日本の会社と比べてみた(小松製作所)
世界最大の建設機械企業であるキャタピラーと、日本のトップ企業を8つの項目(1ドル103円換算)で比べてみました(キャタピラーは2020年12月期、小松製作所は2021年3月期決算比較)。

今回比べる企業は、日本トップの建設機械企業である「小松製作所」だよ。


比べてみたけど、キャタピラーの優勢だね!!
キャタピラーは、売上規模が4兆円を越えており、時価総額は驚異の13兆円をこえています。配当利回りは1.7%と低いですが、連続増配は25年をこえており配当貴族銘柄でもあります。
また、創業初期から建設機械業界のシェアは不動の1位をキープしており、安定性と信頼性は抜群です。

日本の小松製作所もすごい会社なんだよ
小松製作所は日本最大の建設機械企業であり、世界のシェアランキングにおいても「キャタピラー」に次ぐ世界2位の大企業なのです。
事業内容は、建設機械のエンジンやショベルカー、トラクターなどの開発・製造を行っています。世界50か国に拠点をもっており、国際企業としても有名です。
売上高は2兆円をこえており、財務的にも安定している企業として世間の評価も高いです。創立は1921年で、創立100周年をむかえる歴史ある企業なのです。
株価・配当推移
①銘柄情報


キャタピラーは、ダウ工業30種とS&P500の指数に選ばれている超優秀銘柄だよ
- NYダウ工業30種とは、アメリカを代表するクオリティの高い企業の動きを表す世界で最も有名な株価指数です。
- S&P500指数とは、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している株価のなかから代表的な500銘柄の時価総額を加重平均したアメリカを代表する指数です。
②株価推移


キャタピラーの直近5年の株価推移だよ。
コロナショックで95$まで下がりました。しかし、さすがのキャタピラーですね。株価は順調に回復し、コロナワクチンの投与が始まった2020年の秋頃から、株価は最高値を更新しています。
2021年になっても勢いは止まらず、第1四半期の決算はアジア地域(特に中国)の売上高が70%も増収しました。株価もその結果を反映し上昇しています。
③配当推移


配当は年4回(1月、4月、7月、10月)。
連続増配27年の配当貴族銘柄なんだよ。
2020年の1株あたりの配当金は4.12$という結果でした。
現在、株価が最高値を更新しているため、配当利回りは1.7%までさがっています。しかし、本来は2.5%前後の利回りで推移している企業です。配当貴族銘柄のため増配への信頼性は高いですし、今後の増配が楽しみです。
まとめ(あのキャタピラーから超絶スマホ発売中!!)
皆様、キャタピラーの魅力はわかっていただけたでしょうか?
私は、今後も私たちの生活の向上に密接に関わってくる企業であり、日本トップの小松製作所を圧倒しているキャタピラーは本当に素晴らしい企業だと考えます。
何より、アメリカの有名な2つの指数(ダウ工業30種、S&P500)に選ばれている企業が「VYM」の構成銘柄第33位として組み込まれていることに安心感をもてました。
やはり、「VYM」は素晴らしい!!

最後に、キャタピラーを更に「好きになってもらえるエピソード」を紹介するよ。
今回は「あのキャタピラーから超絶スマホ発売中!!」だよ。
皆様、あの建設機械の巨人と言われた「キャタピラー」がスマホを販売しているのはご存じでしょうか?しかもそのスマホが、超絶というネーミングに相応しい凄いスマホなんです。
そのスマホの名前は
「CAT S60 シリーズ」
超絶に凄い理由① 熱画像を4倍にしたカメラを搭載
マイナス20度~400度の温度を測定可能
超絶に凄い理由② 耐久性がやばい
高さ1.8メートルからコンクリートに落としても大丈夫
超絶に凄い理由③ 防水性能がやばい
水深5メートルで1時間沈めても大丈夫
いや~本当に建設機械企業に相応しい素晴らしいスマホですね( ̄▽ ̄;)
興味がある方はどうぞ

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