
こんにちは、マルの日常です。
このブログでは、日本でも大人気の米国高配当ETF「VYM」の構成銘柄について詳しく紹介していくよ。
今回は、VYM【構成銘柄】ブロードコムについて紹介します。
ブロードコムは、世界有数の半導体メーカーです。
それでは、本日も宜しくお願いします。
本業+副業でサイドFIREを目指す30代会社員(飲食業)。
オリラジ中田のあっちゃん、リベ大の両学長、ヒトデさんの影響をうけ投資とブログを開始。
米国高配当株ETF「VYM」特化ブログを運営中。
- 2020年10月から投資開始(積立NISA、米国ETF)
- 2020年12月にブログ開設
- 2021年2月にグーグルアドセンス合格
- 2021年5月アドセンス狩りにて停止したが、2021年6月アドセンス復活
- 2021年10月に約400万の投資「VYM、VUG」を実施
- 2022年1月に「QYLD」2000株達成
ブロードコムの事業内容

ブロードコムは、米国カリフォルニア州に本社を置く、世界有数の半導体メーカーなんだって。
マル先輩、ブロードコムの仕事内容を分かりやすく教えてよ~。

ブロードコムの事業内容は、大きくわけて2つあるんだ。
- 無線、通信インフラ向け半導体製品の製造販売
- 無線、通信インフラ向けソフトウェアの製造販売
半導体製品の提供先は、iPhoneで有名な「米アップル社」があるよ。
また、事業の特徴としては、ファブレス業態をとっているんだ。
ファブレスとは、製品製造に自社工場をもたず、製造は他社に任せて、それを調達し自社ブランドとして販売する業態のことです。
これにより、製造に伴う設備投資や設備維持の負担やリスクを回避でき、設計・開発・販売に注力できるメリットがあります。
日本でも任天堂やキーエンスなどがファブレス企業として有名です。

ブロードコムはどうやって誕生したの?
今までの歴史を教えてよ。

ブロードコムは、シンガポールに本社を置く「アバゴ・テクノロジー」として1961年に誕生したんだ。
2016年に米国カリフォルニア州に本社を置く「ブロードコム」を買収して、社名を引き継いだんだ。
買収戦略を繰り返し現在では、世界半導体ランキング第6位の大企業にまで成長しているよ。
- 企業名:ブロードコム
- 設立日:1961年
- CEO:ホック.タン
- 売上高:274.50億ドル(約3兆0,195億円)
- 営業利益:85.19億ドル(約9,370億円)
- 従業員数:27,245人
日本の会社と比べてみた(キオクシア)
世界有数の半導体メーカーであるブロードコムと、日本のトップ企業を8つの項目(1ドル110円換算)で比べてみました。(ブロードコムは2021年10月期、キオクシアは2021年3月期参照)

今回比べる企業は、国内半導体最大手のキオクシアです。


比べてみたけど、ブロードコムが圧倒しているね。
売上高は3兆円を越えており、営業利益率も30%を越えています。
また、時価総額は驚異の20兆円を越えており、世間からの評価も非常に高い企業です。
配当利回りは3%と高配当であり、連続増配も11年と信頼できます。
PCやiPhone向けの半導体事業だけでなく、クラウドサービスやソフトウェアセキュリティ、ioT向けの事業にも力をいれています。
取引先には、「アップル」や「サムスン」など誰もがしる一流企業があり安心できます。

日本のキオクシアも優秀な会社なんだよ。
キオクシアは、もともと「東芝の半導体部門」を子会社化し設立されましたが、2018年に独立し、2019年にキオクシアに商号を変更しています。
2021年の決算では、晴れて売上高1兆円越えの企業となり、営業利益も黒字(2019年は1731億円の赤字)となりました。
キオクシアは、2020年秋と2021年秋と予定していた株式上場を2回見送っています。
3度目の正直といって2022年中の上場を計画していますが、見通しがたっていない状態です。
また、米国の半導体大手(マイクロン・テクノロジーズとウエスタンデジタル)に買収されるのでは?という情報も飛び交っていますが、不透明です。
日本1位の半導体企業が、予定通り「上場」するのか、それとも「買収される」のか、今後もキオクシアから目がはなせませんね。
ブロードコムの株価・配当・配当利回り推移
①銘柄情報


ブロードコムは、S&P500、ナスダック100の指数に選ばれている超優秀銘柄だよ。
銘柄コードが「AVGO」なのは、前身のアバゴ・テクノロジーズの銘柄を引き継いでいるからだよ。
- S&P500指数とは、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している株価のなかから代表的な500銘柄の時価総額を加重平均したアメリカを代表する指数です。
- ナスダック100指数とは、NASDAQに上場する、金融銘柄を除く、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均したアメリカを代表する指数です。
②株価推移


ブロードコムの直近の株価推移を確認したよ
コロナショックで194$まで下がりましたが、その後はコロナの在宅需要等の影響もあり、株価が右肩あがりに回復しています。
2021年末には665$の最高値を更新しました。
しかし、2022年にはいり原油高を背景にインフレ懸念がたかまり、米国の金融政策の引き締めによりハイテク株を中心に下落しています。
③配当推移


配当は年4回(3月、6月、9月、12月)あるんだ。
2021年の1株あたりの配当金は14.9$という結果だよ。
ブロードコムは増配率が非常に高いです。2012年は1株当たり0.61$でしたが、現在は14.9$のため10年間で24倍となっています。
また、2021年も増配しており、11年連続増配を達成しています。
④配当利回り推移


直近10年の配当利回り推移だよ。
2021年は、2.24%という結果だよ。
ブロードコムは、株価の伸び率と配当金の増配率ともに高いので、キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙える企業と考えます。
まとめ(カリフォルニア大学に100億円を寄付)
皆様、ブロードコムの魅力はわかっていただけたでしょうか?
私は、PCや携帯事業だけでななく、今後の世界(5G、IOT)に密接に関わってくる半導体企業であり、日本トップの「キオクシア」を圧倒するブロードコムの凄さに感銘を受けました。
何より、アメリカを代表する2つの指数にも選ばれており、驚異の増配率をほこるブロードコムが「VYM」の構成銘柄として組み込まれていることに安心感をもてました。
やはり、「VYM」は素晴らしい!!

最後に、ブロードコムを「更に好きになってもらえるエピソード」を紹介するよ。
今回は「カリフォルニア大学に100億円を寄付」だよ。
2019年6月ブロードコム創業者のヘンリー・サミュエリが妻のスーザンと連盟で、カリフォルニア大学ロサンゼルス校サミュエリ工学部に、10年で1億$を寄付すると発表した。
サミュエリは、これまでに8800万$の寄付を行っており、その功績を称え2000年にサミュエリの名前が工学部に付けられました。
元々、サミュエリは同校で教授をしており、共同創業者のニコラスと出会いブロードコムの創業に至っています。
彼は、「エンジニアリング人材の需要が伸び続けており、同校の学生と教員を増やし、校内における研究を拡大することは素晴らしいことだ」と声明をだしており、人材育成に力をいれているのです。
その結果、「カリフォルニア大学サミュエリ工学部」は世界有数の工学部であり続け、社会の発展に貢献しているのです。本当に素晴らしいですね!!

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