
こんにちは、マルの日常です。
このブログでは、日本でも大人気の米国高配当ETF「VYM」の構成銘柄について詳しく紹介していくよ。
今回はVYM構成比率【第26位】アムジェンについて紹介します。
アムジェンは、世界最大のバイオ医薬品会社であり、VYM構成比率は1.20%です。
それでは本日も宜しくお願いします。
本業+副業でサイドFIREを目指す30代会社員(飲食業)。
オリラジ中田のあっちゃん、リベ大の両学長、ヒトデさんの影響をうけ投資とブログを開始。
米国高配当株ETF「VYM」特化ブログを運営中。
- 2020年10月から投資開始(積立NISA、米国ETF)
- 2020年12月にブログ開設
- 2021年1月からブログ本格運用
- 2021年2月にグーグルアドセンス合格
アムジェンの事業内容

アムジェンは、カリフォルニア州に本社をおく、世界最大のバイオテクノロジー企業なんだって。
マル先輩、アムジェンの仕事内容を分かりやすく教えてよ~。

アムジェンは、バイオテクノロジーを用いて医薬品の開発・製造・販売を世界中でおこなっている会社なんだよ。
有名な医薬品として3つあるんだ。
- エポジェン(赤血球増殖薬)
- ニューポジェン(白血球増殖薬)
- エンブレル(関節リウマチ薬)
バイオテクノロジーとは、生物の遺伝子や細胞に備わっている素敵な能力を人々の生活に役立てる技術のことです。

アムジェンは誰が創業したの?
今までの歴史を教えてよ。

アムジェンは、ジョージ・ラスマンという人物が1980年に創業したんだよ。
エポジェンとニューポジェンの開発成功で一躍世界的企業となり、2020年にはダウ工業30種銘柄にも選ばれているんだ。
日本では、アステラス製薬と提携して会社をつくっていたけど、2020年からは単独会社(アムジェン株式会社)として新たなスタートをきっているよ。
- 企業名:アムジェン
- 設立日:1980年
- 創業者:ジョージ・ラスマン
- 売上高:254.2億ドル(約2兆6,182億円)
- 営業利益:96.74億ドル(約9,964億円)
- 従業員数:22,000人
日本の会社と比べてみた(武田薬品工業)
世界有数の製薬会社であるアムジェンと、日本のトップ企業を8つの項目(1ドル103円換算)で比べてみました(アムジェンは2020年、武田薬品工業は2021年3月期決算比較)。

今回比べるのは、日本トップの製薬会社である「武田薬品工業」だよ。


比べてみたけど、アムジェンが優勢だね!!
アムジェンは、売上が武田薬品工業に負けたとはいえ、2.5兆円をこえています。
なんといっても営業利益率が38%を超えていること、また、時価総額が驚異の15兆円をこえていることは素晴らしすぎます。
2020年にはダウ工業30種銘柄に選ばれており、世界的企業の地位を確固たるものとしています。ちなみにその時に除外されたのが、コロナワクチンで有名なファイザーなのです。

「武田薬品工業」も素晴らしい会社なんだよ
武田薬品工業は、2019年1月にアイルランドの製薬大手「シャイアー」を6.2兆円かけて買収しています。これを期に売上が約1.5倍にあがり、世界の製薬会社トップ10位にランクインしました。
また、営業利益率は5%をこえており、配当利回りが高配当であることも魅力的です。
武田薬品工業は、新型コロナウイルスのワクチン開発(米モデルナ社、米ノババックス社と提携)も行っています。
米モデルナ社のワクチンは、5月に承認がおり投与が開始されており、その日本での製造と供給は、全て武田薬品工業がになっているのです。
また、米ノババックス社のワクチンについては、2021年秋ごろから供給開始となります。
日本トップの製薬会社として、コロナ対策に全力を尽くしてくれており、本当に頼もしい企業だと考えます。
アムジェンの株価・配当・配当利回り
①銘柄情報


アムジェンは、S&P500、ナスダック100、ダウ工業30種の3つの指数に選ばれている超優秀銘柄だよ。
アムジェンは2020年にダウ工業30種に選出され、ファイザーが除外されたんだ。
- S&P500指数とは、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している株価のなかから代表的な500銘柄の時価総額を加重平均したアメリカを代表する指数です。
- ナスダック100指数とは、NASDAQに上場する、金融銘柄を除く、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均したアメリカを代表する指数です。
- NYダウ工業30種とは、アメリカを代表するクオリティの高い企業の動きを表す世界で最も有名な株価指数です。
②株価推移


アムジェンの直近5年の株価推移だよ。
コロナショックで188$まで下がりましたが、その後はさすがのアムジェンですね、株価は回復し250$前後を推移しています。
ダウ工業30種銘柄に選ばれたことも急回復の要因となっています。
③配当推移


配当は年4回(2月、5月、8月、11月)。
連続増配は10年達成しているよ。
2020年の1株あたりの配当金は6.4$という結果でした。
また、増配率も非常に高く、コロナ期の2020年においても年間0.6$の増配を達成しています。
④配当利回り推移


直近10年の配当利回り推移だよ。
2020年の配当利回りは2.78%という結果でした。
また、コロナショックからの株価下落からすぐ回復しており、配当利回りは3%前後を維持しています。
まとめ(アムジェンの採用戦術がやばい)
皆様、アムジェンの魅力はわかっていただけたでしょうか?
私は、今後も私たちの生活に密接に関係してくるバイオ製薬会社であり、高い利益率と高い配当金を維持しているアムジェンは本当に素晴らしい企業だと考えます。
何より、アメリカの3つの指数に選ばれている企業が「VYM」の構成銘柄第26位として組み込まれていることに安心感をもてました。
やはり、「VYM」は素晴らしい!!

最後に、アムジェンを更に「好きになってもらえるエピソード」を紹介するよ。
今回は【アムジェンの採用戦術がやばい】だよ。
アムジェンは、様々な新薬を開発してきました。
一般的には、新薬を開発した企業を大手企業が買収して自分のものにしていくというのが頻繁に行われている中、アムジェンは独力で新薬を開発し続けているのです。
どうしてこのようなことができるのでしょうか? その理由は明確で「優秀な人材の採用」です。
採用戦術の一つとしては「本社の位置」があげられます。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校、カリフォルニア大学サンタバーバラ校、カリフォルニア大学工科大学 この3校の等しい距離を結んだ地点に本社を設立しているのです。
「3校の等しい地点」っていうのが科学者的な発想ですね。人材採用の為に本拠地の位置まで拘るアムジェンは本当に素晴らしい。

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