
こんにちは、マルです。
このブログでは、日本でも大人気の米国高配当ETF「VYM」の構成銘柄について詳しく紹介していくよ。
今回はVYM構成比率【第41位】オートマティック・データ・プロセッシングについて紹介します。
オートマティック・データ・プロセッシングは、世界有数の給与管理システム企業であり、VYM構成比率は0.68%です。
それでは本日も宜しくお願いします。
本業+副業でサイドFIREを目指す30代会社員(飲食業)。
オリラジ中田のあっちゃん、リベ大の両学長、ヒトデさんの影響をうけ投資とブログを開始。
米国高配当株ETF「VYM」特化ブログを運営中。
- 2020年10月から投資開始(積立NISA、米国ETF)
- 2020年12月にブログ開設
- 2021年1月からブログ本格運用
- 2021年2月にグーグルアドセンス合格
オートマティック・データ・プロセッシングの事業内容

オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)は、米国ニュージャージー州に本社を置く世界有数の給与管理システムの企業なんだって。
マル先輩、ADPの仕事内容を分かりやすく教えてよ~。

ADPの仕事内容は大きくわけて2つあるんだ。
- 人材管理、給与計算などのソフトウエアの開発及び提供
- 企業の人材管理、給与計算などの管理代行業務
簡単にいうと、各企業の人事・財務の業務を代わりに行っている企業なんだよ。

へ~。
なんか地味だけど、会社にとっては欠かせない業務だから重要な企業なんだね。
ADPの今までの歴史を教えてよ~。

ADPは、1949年にヘンリー・ダウブ、ショー・ダウブ兄弟によって設立されたんだ。
事業を拡大し現在では、140ヵ国以上で86万以上の顧客にサービスを提供しているよ。
また、86万以上の顧客データをもとに発表する「雇用統計」は、米国政府が発表する雇用統計とほぼ誤差がなく、政府より数日早く発表するため有名なんだ。
就業者数や失業者数など雇用情勢に関する統計のこと。
- 企業名:オートマティック・データ・プロセッシング
- 設立日:1949年
- 創業者:ヘンリー・ダウブ、ショー・ダウブ
- 売上高:145.89億ドル(約1兆4,935億円)
- 営業利益:31.41億ドル(約3,235億円)
- 従業員数:58,000人
日本の会社と比べてみた(トレンドマイクロ)
世界最大の給与計算企業であるオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)と、日本のトップ企業を8つの項目(1ドル103円換算)で比べてみました。
今回は、給与計算と人事管理企業というくくりがなかったため、ソフトウエアを提供している企業で比較しています(ADPは2020年6月期、トレンドマイクロは2020年12月期決算比較)。

今回比べるのは、日本有数のソフトウェア企業であるトレンドマイクロだよ。


比べてみたけど、ADPの圧勝だね。
ADPは、売上が1兆5,000億円弱あり、時価総額は9兆円に迫る勢いです。
また、営業利益率は20%前後を維持しており安定しています。
配当利回りは2%程度ですが、連続増配年数が素晴らしいです。連続増配は驚異の47年と配当貴族銘柄でもあります。後3年増配で「配当王銘柄」の称号を獲得できます。

トレンドマイクロも凄い会社なんだよ。
トレンドマイクロは、PCとインターネット用セキュリティ関連製品の開発と販売をおこなっている会社で、国内ソフトウェア企業の中では第3位の企業です。
今回、何故日本トップを比較対象に選ばなかったかというと、1位は日本マイクロソフト(売上7492億)、2位は日本オラクル(売上2113億円)と米国企業の日本法人だったためです。
トレンドマイクロは、元々は米国で創業した企業ですが、本社を東京に移転しており日本企業としてみなされています。無配当企業ですが、売上・利益ともに安定して成長しています。
主力商品としては、「ウイルスバスター」が非常に有名です。
ADPの株価・配当・配当利回り推移
①銘柄情報


オートマティック・データ・プロセッシングは、S&P500とナスダック100に選ばれている優秀銘柄だよ。
- S&P500指数とは、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している株価のなかから代表的な500銘柄の時価総額を加重平均したアメリカを代表する指数です。
- ナスダック100指数とは、NASDAQに上場する、金融銘柄を除く、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均したアメリカを代表する指数です。
②株価推移


オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)の直近5年の株価推移だよ。
ADPの株価は、上場以来安定して伸びていました。
昨年のコロナショックでは112$までさげましたが、現在は回復し最高値を更新しています。
③配当金推移


配当は年4回(1月、4月、7月、10月)あるんだ。
連続増配47年の「配当貴族銘柄」だよ。
2020年の1株あたりの配当金は3.64$という結果でした。
配当金は47年連続増配を達成しており、配当貴族銘柄でもあります。
配当性向(利益のどのくらいを配当金にまわしているか)は60%前後を推移しています。後3年増配で配当王銘柄に昇進しますが、十分可能と考えます。
④配当利回り推移


直近10年の配当利回り推移だよ。
2020年の配当利回りは2.07%という結果でした。
株価上昇に伴い、配当利回りは2%前後で推移しています。
まとめ(米国の「雇用統計」が重要な理由)
皆様、オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)の魅力はわかっていただけたでしょうか?
私は、今後も私たちの生活に密接に関係してくる給与計算企業であり、配当貴族銘柄でもあるADPは、本当に素晴らしい企業だと考えます。
何より、アメリカの有名な2つの指数(S&P500、ナスダック100)に選ばれている企業が「VYM」の構成銘柄第41位として組み込まれていることに安心感をもてました。
やはり、「VYM」は素晴らしい!!

最後に、ADPを更に「好きになってもらえるエピソード」を紹介するよ。
今回は「米国の「雇用統計」が重要な理由」だよ。
米国雇用統計とは、アメリカの雇用情勢(就業者数と失業率)を表す統計のことで、景気状況を探るうえで最も重要な経済指標のことです。
この米国雇用統計が世界的にも重要といわれている理由が3つあります。
①世界経済の先行きを把握できる
米国は世界のGDPの4分の1を占めるため、米国の個人消費の動向を予想することができれば世界経済の先行きもある程度把握できます。
②他の経済指標よりも速報性が高い
前月の調査結果を、翌月の第1金曜日という早いタイミングで発表しています。
③米政策当局者が結果に注目している
雇用統計の結果をふまえて、「物価の安定」と「最大の雇用」のために施策を実施しています。
以上3点が米国雇用統計が重要といわれる理由ですが、その先行指標として注目されているのが、毎月第1水曜日に発表されている「ADPの雇用統計」なのです。

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